類は友を呼ぶように、
あなたが考えたり信じたりすることすべてを、
潜在意識がその通りに実現してゆきます。
――ブライアン・アダムス(「How to succeed」)
当たり前ですが、「心」って目に見えませんよね。
目に見えないけど、「心は存在しない」とは言えないと思います。
私たちはみんな自分に「心」があるということを理解しています。
傷ついたり、ときめいたり、感動するのも「心」です。
同じように、潜在意識も目には見えないけど、確実に存在しているものです。
潜在意識は、私たちの心の奥深くにあります。
夢診断で有名なユングは、潜在意識は氷山のようだ、と表現していました。
氷山の目に見える部分はわずかで、個々が離れているように見える。これが私たちのふだんの意識(顕在意識)の部分です。
だけど、海中に沈んでる氷山はすべてくっついていて、結局はひとつである。この氷山の大部分が、潜在意識ということです。
みなそれぞれ意識があるのですが、おおもとでは繋がっている、ということです。
たとえばこんな経験ありませんか?
・電話をかけようとした相手から、電話がくる。
・メールを見るまえに、相手が誰だかわかる。
・知りたかった情報が、本屋に行くと目の前にあった。
いわゆる共時性、シンクロニシティというものです。
このシンクロニシティというのはおもしろく、ミューカもしょっちゅう体験しています。
たとえば、欲しいものがあったときに「このくらいの値段でないかな~?」とずうずうしく実際の定価よりずいぶん安い値段を考えていると、偶然入ったお店で、希望通りの品物があるとか。ネットで調べてすぐに見つかるとか。これは頻繁におこります。
だいたいいつもお買い得な価格で手に入るので、ラッキーです。
それから、メールしなきゃ…と思った相手からグットタイミングでメールをくることもよくあります。
他人からすれば、「そんなのタダの偶然じゃん」ということでも、本人にすればラッキーだし、とても楽しいものです。
シンクロニシティは誰にでもあります。
感じられない人は、すこし意識して生活してみてください。
今までただの偶然だと流してたこと、ほとんどがシンクロニシティだと思います。
これに気づくととても楽しいし、なにより気づけば気づくほどおもしろいシンクロが多くなってきます。
目に見えない世界をまったく信じない人でも、「潜在意識」や「集合意識」などは耳にしたことがあると思います。「マーフィーの法則」で有名ですよね。
知っている人は多くても、実際に、潜在意識を自分の思うとおりに活用できている人はそんなに多くないかもしれません。
潜在意識という「車」に乗って運転するのはあなたです。この「車」はどこにでも行けます。
ですが、あなたが運転の仕方を知らなければ、あなたの望まない方向に行ってしまうことがあります。
運転をするにはマニュアルがあります。
まず、この「車」の性質を知りましょう。
■潜在意識の性質
無意識の身体をコントロール。
私たちは意識がないとき(眠っているときなど)にも、呼吸や鼓動、さらに内臓の機能も止まることはありません。
それは潜在意識が24時間休まず働いて、私たちの体をコントロールしてくれているのです。
体温調節や発汗作用なども、もちろんそうです。
年中無休24時間営業(?)…潜在意識ってエライですよね。
想像したものと現実の区別がつかない。
何度も夢をイメージすると、潜在意識はそれを「現実」だと認識する。
イメージや観念を現実にする。
その際、反復するということが大事。
何度も何度も強くイメージしたり、思ったことは現実になる。
スポーツ選手のイメージトレーニングは、まさにこの潜在意識の力を引き出すため。
~しないように、~になりたくない…では逆効果。
たとえば「人前であがりませんように」「試験に落ちませんように」というふうに潜在意識に暗示をかけても、「~なりたくない」というマイナスの思考をインプットしていまします。
たとえば、「今から五秒間木村拓哉を想像しちゃダメです」といわれると、よけい頭に浮かんできてしまいますよね。
それと同じで、「人前であがりませんように」と思っているとき、どうしても実際にあがってしまってる自分を想像してしまいます。
その想像のほうを潜在意識は「現実」だと思って、実現させてしまうのです。
つまり、「人前であがりませんように」ではなく、
「人前でイキイキと話している自分」を想像するほうがいいのです。
「試験に落ちたくない」なら、
「試験に受かって喜んでる自分」を想像しましょう。
ポイントは、潜在意識にインプットするときは、否定形ではなく、肯定形で暗示をかけるべし。
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