ミューカの好きな、ベストセラー作家である中谷彰宏さんの著書「25歳からの「いい女」の時間割―今が、努力が「2倍」になるチャンスタイム 」には素晴らしいことがたくさん書かれています。
これは25歳になった人はもちろん、20代後半、20代前半、10代の人だって読んで為になることは間違いないです。
そのなかでもミューカが一番感銘を受けた文章を引用させていただきます。
「25歳の時に、自分のしていることが人に説明できないからと、
目に見えない仕事を避けるようになったら、君は一生、目に見える仕事はできません。
やがて、ある年齢から目に見える仕事ができるようになります。
その時に、目に見えない仕事を蓄積していない人は、一瞬で枯れしぼんでしまいます。
25歳までは、仕事にかぎらず、勉強も趣味も、短期間で形になるものばかりでした。
勉強であれば、成績や席次や偏差値が出て、どこの学校へ通るかというところまで行きます。
それは、すべて目に見えるもののためにやっていました。
25歳からは、目に見えない地道な作業をやっているかいないかで差がつきます。
「いい女」は、目に見えないことをたくさんやっています。
それが、彼女の”オーラ”になっています。
何をやってるいるのか聞かれたときに、あれもやっています、これもやっていますと説明しなくても、「目に見えない力」が背後からドーンと君の厚みになっています。
それが、君の”オーラ”や”存在感”や”華”になっていきます」
人から「今何やってるの?」と聞かれて、
答えることのできないようなことを蓄積しよう・・・と中谷氏は言っています。
たとえば舞台女優を目指してる人が、
「最近どの舞台にでたの?」と聞かれることは、表舞台にでていない修行中に人にとってはツライ質問です。
でも彼女は、毎日芝居を観にいったり、練習を積み重ねるといった、「陰の努力」をしています。
そのような目に見えない仕事を積み重ねてきた女優は、必ず日の目を見ます。
人気がでてもすぐに落ち目になる役者と、いつまでも活躍し続ける役者の違いは、そこにあります。
目に見えない仕事を積み重ね、少しずつ確実に山に登った人は、簡単には急降下することはありません。
Aという若木と、Bという若木がありました。
Aは、はやく人々から注目されたい気持ちでいっぱいでした。
木を伸ばして、たくさん実を付けて、人々から「キレイだなぁ」「立派だなぁ」と言われたいのです。
地中にむかって根を伸ばしているときは、誰も気づいてくれないので、そんなことはやってもムダだと思いました。
Aは根を伸ばすエネルギーを、木を大きくすることに使いました。
Aの木は、みるみるうちに大きく伸びていきました。
いっぽうBの木は、いまだに木が伸びません。
人々は、「Aに比べてこの木はダメだ」と言います。AもBをバカにしました。
でもBは、人々が気づかない地中深くに、力強い根をはることに一所懸命なので、そんなことはあまり気になりませんでした。
ある日、強い台風がきて、多くの木が倒れてしまいました。
Aの木は、立派な木になっていましたが、根元が弱かったために強風でなぎ倒されてしまいました。
Bは、根元が強かったので、どんな風がふこうと無事でした。
Bの木は生きのこり、しだいに幹も太くなり、どんどん天に向かって伸びていきました。
今ではたくさんの豊かな実をつけて、人々から喜ばれるようになりました。
めでたし、めでたし・・・
ちょっと童話風にしてみましたが、いかがでしたでしょうか(笑)
あなたもBのようにとにかく強い根をはることが大切です。
人から見えない”仕事”をしましょう。
陰の努力をおざなりにしたり、軽視したりするのではなく、誰からも見られていないからこそ一生懸命やりましょう。
それが、他の人にはないあなたの「存在感」と、「オーラ」に変わっていきます。
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