愛する者と一緒に暮らすには一つの秘訣がいる。
すなわち相手を変えようとしないことだ。
――ジャック・シャルドンヌ(フランスの作家)
恋愛の初期段階では、お互いに愛し合ってるのが実感できるし、毎日が幸せ一色につつまれています。
彼のことを積極的に褒めるし、あなたの○○なところが好き・・・と甘い言葉も囁きます。
相手に惜しみなく愛情を捧げるし、また相手も細やかな愛情を示してくれる、そんな素晴らしい状態にあります。
この状態が二人のあいだで永遠に続けばいいけれど・・・
しかし現実は、時間がたつにつれ、だんだんと相手の欠点が目についてきて、
「どうしてこうしてくれないの?」「○○はイヤだっていってるでしょ!」と言うようになり、その言葉がキッカケで相手はムッツリ黙るか、あるいはケンカ腰になって、そのまま討論になってしまったり。
人間関係において、一番肝に銘じておきたい法則は
「相手を変えることができない」ということです。
彼の癖、生活態度、自分に対する言動、センス、趣味、仕事に対しての姿勢・・・などなど、それらがあなたの理想と違っていて、「変えたい」と思っても、「変えてくれない?」と言っても、相手を自分の思い通りに完全に変えることはできません。
人を変えたいなら、まず自分が変ることです。
「自分だけが変るための努力や忍耐をしなくちゃいけないなんて・・・」
と思うでしょうか。
たしかに最初は努力が必要かもしれません。
なぜなら、今までの「考え方の習慣」を新しいものに変えていかなきゃいけないからです。
長年身についてしまった自分の癖を、簡単にやめることはできないのと同じです。
でも、あなたが自分の癖を改めて、新しいあなたに変ったとき、
すばらしいものがまさに雪崩のようにあなたにどんどん降りかかってくるようになります。
あなたが頑張った以上のものが、あなたに与えられることを約束します。
具体的に言えば、恋愛の初期のように、彼に大切にされ、愛され、優しく包まれ、プレゼントを惜しみなく与えられ、情熱的に求められる・・・そんな関係に戻ることができます。
あなたは、自分が女らしくセクシーだと実感できるでしょう。
彼は、ますます男らしく自信に満ち、仕事にも熱心になり成果をあげるでしょう。
自分が「女」であることを実感できると、ものすごい満たされた気持ちになります。
生きている実感だって湧いてきます。
どんな長い付き合いが長くて、マンネリのカップルでも、あなたの意識の変え方で、そのようなとびきり甘い関係に、また戻ることができます。
あなたが彼を変えようとせず、自分を変えれば、彼はあなたの理想の彼に変わっていきます。
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