デートのとき彼に「どこ行きたい?」と言われて、
「どこでもいいよ」
「あなたの好きなところでいいよ」
と応えてしまうあなた…
カレに何か聞かれたら、
「なんでもいい」
「どっちでもいい」
「わかんない」
と応えることが多いあなた…
男性を立たせて、従順な女性になろうとして、こんなふうに「あなた色に染まります」という素振りをしてないでしょうか?
しかし実際、自分の意見がハッキリしない女性ほど、男性の手に負えないものはないのです。
彼にリードをまかせることはとても大切ですが、それには、まずあなたの自己主張があってから、なのです。
恋愛関係はタクシーに似ています。
あなたはお客さんです。希望を伝え(自己主張)、運転手(彼)が確実にその場所に連れてってくれることを心から信頼し、ゆったりと座っているだけでいいのです(リードをまかせる)。
そして、目的地に着いたら、喜んで、心から「ありがとう」とお礼をいえば、それが運転手にとっての謝礼になるのです。(現実のタクシーは、お金ですが)
でももし、「自分がどこ行きたいのかわかりません」と言う客さんがいたら、運転手は困ってしまいますよね。
リードしてもらうには、まず”自己主張”が大切なのです。
自己主張といっても、相手に言うことを聞かせる、我を張る、ということではありません。
「~して」「どうしても~してくれなきゃイヤ」ではなく、「私は~したい」「~したくない」という、自分の気持ちを伝えるということです。
自分が何をしたいか、何をしたくないか。
何が好きで、何が嫌いか。
それをまず自分自身でハッキリさせましょう。
自分で、自分のことを知っている、理解している…ということがとても大切です。
自分で自分のことがよく分からないと、なにもかも相手の言うままになりがちです。
相手の色に染まっていくと、男性としてはすべて把握してしまった気がして、つまらなくなってきます。都合のいい女、飽きられる女、になりがちです。
男性は、支配する喜びを感じる性質があります。
女性を土地で例えるなら、隅から隅まで知り尽くした何の変化もない土地は、やがて飽きてきます。
しかし、金の鉱脈を発見したり、四季折々で豊かに変化する土地は、なかなか手放したくないでしょう。
あなたは、どちらの土地になりたいですか?
大切なのは、この二つ。
○相手を自分に合わせようとしない…相手を自分の思うとおりにしようとしない、支配しない、変えようとしない。
○自分を相手に合わせようとしない…自分のすべてを相手の色に染めない。自分の気持ちを理解して、伝える。
いつもこの二つを胸に留めておいてください。
「あれ?今私、自分の気持ちをうやむやにして、自分を彼に合わせようとしてたかも…」
と気づくことが、改善につながっていきます。
「自分は自分、相手は相手」
自分らしさも認めているし、自分とはまったく違う相手のことも認めている。
なんだかクールすぎると思われるかもしれませんが、心地よい関係には、この考え方が大切です。
お互いに自立した良い関係が築けます。
どんな人間関係にも言えることですが、まず自分というものをしっかりと確立しておくことが大事です。
それがないままに恋愛をすると、相手に依存し、依存される関係になってしまうのです。
自分が今、何を感じてるのか、いつも自分で理解しているようになりましょう。
最初は難しいかもしれません。
すこし胸に手をあててみて、自分の心の奥にある正直な思いに気づいてあげましょう。
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