全ての人には個性の美しさがある。
――エマーソン
キレイに見える女性が、男性の注目を集めることは「美人に生まれなくてもモテる」で書きました。
一般に、「美しい女性は、性格がいい、才能がある、健康である…」と私たち無意識に思ってしまいます。
(反発して「性格悪そう…」と思うことはありますが…)
たとえば、受付嬢やコンパニオンなどに美しい女性を採用するのは、美しい女性がいる=発展した良い会社、というふうに見なされるからです。
もし受付嬢やコンパニオンが、普通、普通以下のルックスだったらどうでしょう?
あなたはその会社が信用できますか?
なんとなく、「この会社マズイんじゃない?」って思っちゃいますよね。
同様に、面接官も、美しい人と、そうでない人がいて、より仕事が出来るのはどちらかと考えると、多くの人はやはり美しい人のほうを選びます。
私たちは「美人は仕事ができる、才能がある」…と思う傾向が強いのです。
思うというより、そう信じ込んでいると言ってもいいでしょうか。
男性も女性も、子孫繁栄本能により、より才能があり、健康である優秀な遺伝子を求めています。
美人や美男子を選びたくなるのは、本能的な心理なのです。
「美は権力」という言葉を信じきっているわけではありませんが、
たしかに美しい人は、社会的に有利な立場にいられることは確かのようです。
感情的には、認めたくない事実ですが(笑)、
これもひとつの法則と思って、逆に利用してしまおうとミューカは考えました。
醜い女はいない。ただ、どうすればかわいく見えるかを知らない女はいる。
byラ・ブリュイエール
そう。
私たちはみなダイヤの原石です。
輝けば、みなそれぞれの個性が光るのです。
美しさに正解はない、とミューカは思います。
「世界一の美女はどんな女性でしょう?」と言われたら、
「ブロンドでセクシーな美女」という人があれば、「いやいやエキゾチックなインド人だ」「ミステリアスな上海美人だろう」「おしとやかな大和撫子だよ」…などなど千差万別。
10人が10人、違った女性像を挙げるでしょう。
ある程度の一般的なものさしはあっても、美しさというのは、それぞれが感じることです。
だから、何も一般的な美人を目指すことはないのです。
たとえば、整形をして一般的な美人になったところで、「その人らしさ」が欠けてしまった人というのは、あまり魅力的にはうつりません。
ミューカは整形に対して批判する気はありません。
なかには、顔のことで悩んでいて、生きていくのがツライという人だっているでしょう。
そういう場合は整形手術で人生が変わることだってあります。
でも、「もっともっと美しくなりたい」という終わりのない「美への欲望」に執着してしまうのは、どうかな?と思います。
もっと大事なものを見失ってしまっているのではないでしょうか。
ちょっと話がそれましたが、ミューカが言いたいのは、
「あなたらしく、最大限に美しくなろう」ということです。
鏡をのぞいてみてください。
顔に鏡を近づけると、「ああ肌が荒れてる」「この目やだな」「この唇どうにかなんない?」というふうに顔のパーツや欠点ばかり目に付いてしまうことがあります。
鏡を近づけてみると、すこし自意識が過剰になってしまいます。
ちょっと大きめの鏡で全身を映してみましょう。
欠点ばかりだと思っていた自分の顔も、全身で見ればそんなに悪くないと思いませんか?
多くの人はあなたの顔のパーツなんてそんなに間近見る機会もないし、あまり気にしていません。
顔のパーツより、全体の印象のほうが、とても大切です。
できるなら、自分の様子をビデオに撮って、第三者の目で自分の姿を見てみましょう。
「自分ってこんなだったの!?」とショックを受けたり、愕然としたり、意外とホッとしたり、いろいろあるでしょう。
鏡や写真でしか自分を見てなかった人は、多くの発見があると思います。
よく芸能人が、どんどんキレイになったり洗練されていったりしますよね。
もちろんメイクさんやスタイリストさんがついてくれてるのもありますが、
この第三者の目で自分を見るという機会が大変多ことの影響が大きいと思います。
美しさはなにも顔立ちのことだけではありません。
物腰やしぐさ、しゃべり方、視線の動き、表情、歩き方…が美しくなければ、顔立ちがキレイでも美しさが半減してしまいます。
ある意味では、美しさは「雰囲気」だといえるかもしれません。
物腰はやさしく、女性らしさを意識する。
しゃべり方も明るく、わかりやすく。
視線はキョロキョロ動かさず、話している相手のほうを見る(じっと見すぎない程度に)普段はまっすぐあげている。
笑顔を多く、表情豊かに。
姿勢を伸ばして、顔をあげて自信をもった歩き方をする。
これを意識するだけでも、だいぶ印象が変わりますよ。
服や髪型を考えるときも、自分がどうすれば美しく見えるか考えましょう。
寂しい顔立ちなら、華やかな印象に見えるよう、髪形に動きをつけ、明るいカラーにしましょう。服装もファッショナブルに、目立つものを。
逆に派手な顔立ちなら、上品なスタイルが似合います。髪はサラサラのストレートに、ファッションはキリリとしたデザインの、色彩を抑えたもの。
ボーイッシュに見られる人なら、「ふんわり」としたイメージを意識しましょう。ファッションは、甘すぎず、クールすぎない、ガーリッシュなものを。髪型もショートなら、カールをしたり、パーマをかけてみましょう。
ベビーフェイスなら、セクシーでクールなファッションに、高級感を出すためにアクセサリーをつけて。
色っぽく見られるなら、上品でスタイリッシュなパンツスタイルで知的さをアピール。
全体になんとなくやぼったいと感じるなら、洗練されたファッションを研究して積極的に取り入れましょう。
などなど…自分にギャップを作り出すと、大変魅力的になります。
まず自分はどういうタイプなのか、鏡や写真やビデオを見て研究しましょう。
え?ミューカの場合は…
セクシー服は店頭でイイなぁと思うのですが、実際ミューカが着ると、品がないので(泣)そういったものは避けています。
どちらかというと、フェミニンに見られるので、クールでスタイリッシュなファッションを意識しています。
あなたも、自分をなるべく第三者の目で見て、あなただけの戦略を考えましょう。
友達やまわりの人からの印象も参考にするといいと思います。
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